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History
中田英寿氏による“Take Action Foundation“のRevalue Nippon Projectにて、茶筅師である二十代目谷村丹後、およびTakramの田川欣哉氏との共同制作が佐藤可士和氏によって企画されました。田川氏は、竹を可能な限り薄く削る特別な職人技術を応用することで、超薄型の竹を用いたタイポグラフィの構造をデザインしました。谷村氏は、竹で文字を刻み、繊細でありながら複雑な芸術作品を作り出しました。このTakefinoと命名された作品は2013年のグッチ・チャリティ・ガラに出品され、最高値を更新しました。
この作品は新しいタイポグラフィを谷村丹後氏が「味削り」で作った4000もの極薄の竹の部品で表現しています。「Tangent Sculpture (接線による彫刻)」によって綴られた詩は竹とその職人に関するものであり、この詩に因んで「TakeFino」と名付けられたオリジナルフォントを使って描かれました。
4000にも及ぶ極薄の竹の部品は、並べると20mになります。それが「Poem」「Love」「Peace」を構成しています。それぞれは1m×1mの鏡面仕上げのステンレス板の上に設置され、高さ45cmのガラス製の箱の中に収められています。「Love」と「Peace」の2作品は「味削り」の過程で出た毛羽立った副産物からできており、佐藤可士和氏の手書き文字の雰囲気に調和しています。
Takefinoに関する詳細な情報はこちらをご覧下さい。